In my 高野豆腐 head

頭スカスカ人間による雑文置き場

貧乏性なのか猜疑心なのか

 貧乏性というのは、いろいろなところに現れてくる。その現れ方は一様ではない。一方で乱費して金銭に無頓着でも、もう一方で変なところでケチ、という人が往々にしている。

 自分は金勘定は苦手だし、同じものを忘れて二度三度と繰り返して買うようなタイプだ。リッチだと言っているのではない。単に忘れっぽくてズボラなのだ。このズボラがなかったらさぞや沢山の金が溜まっただろうと思う。実に損なものだ。でもこれを今から矯正しようとしたら、多分ストレスで死ぬと思う。

 それでも自分が変なところでケチケチしていることに気づいた。特にお茶に関しては貧乏性だ。まず、できるだけ粉末緑茶を飲むか、煮立てたものを飲む。ティーバッグなどを使う場合にも、2度、3度出がらしになるまで淹れる。

 なぜ自分がお茶に関して貧乏性になったのかよくわからない。もしかしたら、貧乏性ではなく、「お茶はズルをしてポテンシャルを発揮していないのではないか」という根深い猜疑心があるのかもしれない。しかしなぜ、どこでお茶に猜疑心を持つに至ったか。未だ謎である。しかしお茶の成分を絞り尽くす、と言う意味でなんとなく「茶をしばく」という表現に接近している気がする。