In my 高野豆腐 head

頭スカスカ人間による雑文置き場

6/2 雑記

日記というものが続いた試しがない。数日、長くても数週間書いてはやめ、そしてある時また思い返して書く、みたいなことをしてきた。飽きっぽい三日坊主というのももちろんあるが、何より大きいのは自分というナメクジのようなものが這い回った跡が残るのが忌まわしい、というものだろう。どんな文章でも、自分が過去に書いたものはすごく醜く感じる。特に日記のように身辺雑記や感情に立ち入った文章の臭気は耐えられない。しかしながら、他人の日記を読むのは好きだ。twitterのなんてことはない、主婦の雑記アカウントなど、リストに入れて眺めている。今日こんなん食べたよ〜とか、うちの猫見て!みたいな毒にも薬にもならないような投稿は見ていて飽きない。別に意地悪な気持ちで、あら捜ししようとしてみているのではなく、「なんの変哲もない穏やかな日常」というものに憧れを持っているのだ。自分も端から見れば、そういう平凡な一市民の生活を謳歌しているにもかかわらず、自分にはこういう生活は全くふさわしくない場違いな思いがいつもしている。これは自分の中でいつまでもわだかまっている問題を無視し、平気なふりをしてきた悪癖に端を発している。そんな間に、世帯を持ち、来年息子は小学校というところまで時間は進んでしまった。時は尽きようとしている。